世界一周事件簿:モンゴル行ったら動物の肉の匂いが嗅ぎ分けられるようになりました。動物園はレストランじゃありません
ロシアからモンゴル、中国を抜けカザフスタンに入ったときのこと。ふらりと、宿の近くの展望台へ登ったら、思ったよりも広くて小さな動物園や遊園地まで併設されていました。
家族連れやカップルなどが楽しむ中、どうしてわたしはひとりでこんな場所へ来てしまったのかと自分を恨んでいたそのとき、動物園の横を通ったわたしはある匂いに気が付きました。
「あ、これ知ってる匂いだ」
記憶を辿って思い浮かんだのは、モンゴルで散々食べた何の動物かわからない肉が山盛り、っていうか肉しか入ってないスープ。そういえば最初はびっくりしたけど、最終的にはあのちょっと硬くて独特の匂いのする肉料理にも慣れたよなあ…なんて思い出に浸って。
でも、なんでここでその肉スープの匂いがするんだ?出店でもやっt…
「あ」
目の前いたのは動物園のヤギさんと羊さんとお馬さんでした。
「食べ物の匂いだと思ったんだよ…」
そういえばモンゴルで食べた肉はヤギと羊と馬だった…。自分が日本にいるときよりもはるかに野生化していることに気がついた瞬間でした。
ちゃんちゃん。